マリオ・バーヴァ(ジョン・M・オールド名義)監督作品。
海岸にそびえ立つ城館に、クリストファー・リー演じる一家の長男クルトが帰って来る。クルトは家政婦の娘を弄び自殺させたため勘当されており、一家の者はいい顔をしない状況だが・・・という話。
ゴシックホラー。そして鞭により恍惚になる女性等、SM要素も少しある。
登場人物達の人間関係が複雑で、殺人の犯人は誰かというサスペンスがあるが、あまり深く考えすぎてはいけない。
暗い照明に映し出される顔、そして原色照明に照らされる顔が見所。ゴシックホラーなので、闇夜の場面が多いが、照明の具合が良くて美しい。女優のダリア・ラヴィが美しく照らし出される。そして闇夜のクリストファー・リーのホラー感。