しゅーげ

陸軍中野学校のしゅーげのレビュー・感想・評価

陸軍中野学校(1966年製作の映画)
4.7
形而上的な「夢」は転移し増長させられる。それが組織の力学。椎名=雷蔵はただそれを素晴らしい「増村構図」の中でじっと見つめ、自己を消していく。そして婚約者同士がスパイになるという悲劇。その崇高さ!雷蔵の存在によって担保されるカタストロフ。……待田京介好きとしても愛すべき作品。
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