このレビューはネタバレを含みます
三好少尉らが中野学校でスパイとして徹底的に養成されるお話。三好こと雷蔵はカッコよかったですが、ツッコミどころがかなり多かったです。
授業の様子はトンチンカンなものばかりで、女性の性感帯云々に至ってはコメディかと思いました。
大体理由もなくいきなり音信不通にさせれば、家族の反応を引き起こすなんて当たり前では?とてもスパイ養成学校の所業とは思えない。
後半の応酬や婚約者の殺しの工作などは見応えがありましたが、それほどのマシンへと変容した過程の描写は浅く、説得力を感じられませんでした。
次作に続くみたいな終わらせ方も納得できず、首を捻る展開ばかりで、雷蔵の軍服姿がピークの映画でした。