ゆえん

私の中のもうひとりの私のゆえんのレビュー・感想・評価

私の中のもうひとりの私(1989年製作の映画)
3.2
なんだかとても静かな映画でした。
じわじわと心に沁みいってくる、不思議な感覚をおぼえました。

「幸せとはなんだ?」という、哲学とか倫理学とかに通づるものを感じながら観ていました。

マリオンが最初に言っていた
「私生活でもキャリアでも合格点をつける」
というのはきっと他者評価であって、自己評価については目を逸らしていたのだろうな、と思います。
空虚に気付くのは怖いですものね。
自分の過去や選択に縛られすぎるのも良くないですが、現状を肯定するために過去をなかったことにしたり省みなかったりすることもよくないのですね。