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1408号室のkuuのレビュー・感想・評価

1408号室(2007年製作の映画)
3.8
『1408号室』
原題 1408.
製作年 2007年。上映時間 107分。
ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの同名小説を基にとあるホテルの1408号室で連続する騒動を軸に描かれたサスペンスホラー。
宿泊した者は必ず死亡するという謎の現象を臨場感たっぷりに見せる。
主演はジョン・キューザックと、サミュエル・L・ジャクソン。
余談ながら、作中のサイン会シーンで観客に語りかけながら、マイクは"Stay scared"と云う。
これは、スティーブン・キングの友人であるジョージ・A・ロメロ監督が伝統的に使っているフレーズだそうで。
ロメロは数々のコンベンションでこの言葉を口にしてて、サインの一部としてよく使っているそうです。

ホテルの一室で繰り広げられる数々の怪奇現象が、観る者を凍りつかせる。
作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。
その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが。。。

今作品は、個人的にですがレベルの高ぇホラー映画の一つでしたし、賞賛に値すると感じました。
今作品は、最初から最後までハっラハラ、ドっキドキさせられるサイコスリラーでした。
救いようのない恐ろしい悪夢のようなシナリオに、息を呑むような展開でありながら、ストーリーとプロットの素晴らしさは、映画を見終わったときに純粋な満足感を与えてくた。
ジョン・キューザックは巧みな表情や仕草で感情を表現し、サミュエル・L・ジャクソンもまた、小さな役ながら説得力のある演技を披露している。
しかし、ほとんどの場合、今作品はワンマンショーであり、その通常無味乾燥な面において、なぜか善き作品となってたのは不思議。
予告を見た印象とは裏腹に、今作品の大部分(90%近く)は室内で撮影されてた。
しかし、これは純粋な輝きに映りました。映画的な利用が難しいアイデアが、どうにか完成された善き例と云えるかな。
エンディングは、多くの人が不満を持つ方もおいでかとおもいますが、個人的には、これ以上の終わり方はないと思ってます。
超常現象と精神病というテーマを、認識された現実の正当性を試す突然の最終確認に移行させる、骨身に染みる目を見張るエンディングやった。
結局、酒のせいじゃなかったんかぁ。
また、演出もまたとても良かった。
短編小説の映画化で得られる最高のものかなぁと思います。
もちろん、正確な脚色を期待して原作を読んで挑んだとしたら、少し間延びして蛇足に見えるかもしれません。
個人的にはとても面白い作品でした。


残暑厳しい折柄、徒然に。

小生も、今作品の主人公マイクのように、心霊現象は否定的に考えている。
しかし、突然の物音を聞いたり、怖いと云われる映画作品等を見たたら、結構、ビビってしまう。
矛盾してますが🥺
結局のところ、気の弱さ故のこと。
それを覆い隠し、鼓舞してガキの頃はよく心霊スポットに出掛けたし、不思議な現象によく出合った。
しかし、どうもそのあと心的ストレスからか体調が悪くなるので、
『触らぬ神に祟りなし』方式で、いつしか好んで行かなくなった。
その、ビビり性の小生ですが、人が同じようにネガティブな心的ストレスを感じる場所が逆に心地よい時もたまにある。 
これはヘンコ(偏屈、頑固者)故かもしれませんが。
まぁ、百歩譲って二歩下がり、人に悪影響を及ぼす超自然的なモンがあるのなら、あると仮定したらですが、ネガティブにとらえられてる場所やモノでも、ある人にはポジティブな影響を受けるモンもあるはず。
天国があるなら地獄も存在する方式。
それで、ふと思い出すのは、現在、暮らす町に、まだ旅行で訪れていたときなんですが、宿泊した部屋は妙にアゲアゲ(気分がよく)なり、窓越しの眺めも良いし町すら輝いてた。
なんとまぁエエ部屋なんやと思い、そして、この地に暮らすことに決めた要因の一つがホテルで感じた善き感覚でした。
この土地に暮らし数年が経つ。
その後、引っ越し先のご近所さんにそのホテルの関係者がおり、感謝を含めその話をした。
そしたら、ご近所さんは、実は美輪明宏さんがその部屋に宿泊の為入室したそうで、その際に、良くない感覚があるから(具体的に述べてたけど割愛)、部屋を変えてくれと云ったそうです。
その部屋が、まさかの小生が気分良くなって逗留してた部屋番号でした。
もし、美輪明宏さんも小生も超自然的な何かを感じる体質ならば、間違いなく、同じものでも及ぼす影響は違ってくると云える。
また、美輪明宏さんか、小生かどちらが正解なんか答えはでないとは思うが、小生はこの土地に暮らすようになり、多くのことで好転に転じてる。
このことを踏まえたら、あのホテルの部屋は、小生にとっては善き転機にほかならないし、故に今の暮らしがあるのですから、もし、霊的な何かが存在するなら、人により向き不向きがあるのかもしれない。
だから、パワースポットと云われてる場所も、人によっては具合が悪くなる場所となる可能性もなきにしもあらず。
故に『触らぬ神に祟りなし』方式でこれからも避けていくやろなぁ。。。
そう云う意味の一つで、普段は神社などにも参拝しない。
(他にも理念信条がありそうしてますが)
だけど、ある時、知人宅に訪れた際に、車を停めた場所の裏に、妙に惹かれる神社があった。
ふと寄ってみるかと襟をただし、諸式に従い向かったことがある。
境内にはいると、神社のパンフレットがあり、目を通すと、えぇぇええ!!
天児屋命(アマノコヤネノミコト。言霊信仰のルーツとも云われてて、天照が岩戸隠れから出てくる際に鏡をあてたとされ、その鏡、八咫之鏡をかざした神)を祀る神社じゃないかぁ。。。!って驚いた。
我が祖先は、その天児屋命に遡ることができると親は耳タコ出きるくらい云ってた。
嘘か信か眉唾で小生は聞いていたが。
ほんと眉唾やけど一応家系図にもそうあるが(昔、家系図の改竄はよく行われていた)、何故に小生には兄姉が沢山いる中でイカれた末子の小生を引き寄せたのかわからない。
まぁ、超自然的な何かがあると信じるならまさにドンピシャの体験だが、小生は未だにタマタマな出来事なんかなぁと思てます。
有るか無いかなど今はわからないし、イタズラに心霊スポットには行かない方が無難かな。。。

残暑厳しい折柄、暑さをぶっ飛ばせる善き作品と皆様が出逢えるよう願ってます。
水分補給忘れずにやって行きまっしょい😊
kuu

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