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手錠のまゝの脱獄のiceblueのレビュー・感想・評価

手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)
4.0
‘俺たちは鎖で繋がってるんだ’…

面白かったです。
脱獄じゃなくて‘脱走’だったけど。
ハラハラの逃走劇と人種問題。
あからさまな黒人への差別。
そんなの当たり前だろ、という空気がやるせない。
誰も何とも思っていない恐ろしさ。
 
そして手錠はいつどうやって外すのか。
ここ、一番期待しちゃうところですが…
うん、やっぱりそうするしかないかな。
私は『網走番外地』の方に1票!あれはなかなか考え抜かれた名場面。

追っ手の警察がゴタゴタしていて、
犬のくだりはちょっぴりコミカル。
そして…。ちょっと奥さん!
いくらなんでもそれは…!
     
二人の心の動きと、シドニー・ポワチエの歌声が耳に残りました。おどけたような、哀しいような調子があの場面にふさわしいのかなって。
 
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