みちみつる

羊たちの沈黙のみちみつるのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
5.0
サイコスリラー映画の金字塔。

脚本、演出、演技などあらゆる点で凄まじく完成度が高い!
無駄なシーンが一瞬たりともなく、息を呑む展開の連続。

レクター博士は猟奇殺人鬼ながらカリスマ性と色気たっぷりで不思議と魅了されてしまう。
初登場時に一目惚れしました…(笑)

◆◆◆

猟奇殺人犯バッファロー・ビルを追うサスペンス、見習いFBI捜査官クラリスとレクター博士の奇妙な協力関係を描く会話劇。2つのストーリーが同時進行で進むがどちらも目が離せない。
“羊たちの沈黙”というタイトルやキービジュアルの“蛾”が意味するものが徐々に解明されていく過程も面白かった…!

◆◆◆

1番の魅力はなんと言ってもレクター博士。
こちらをじっと見つめるようなカメラワークにはゾッとした…!
心を見透かされるような視線に思わず籠絡されそう😱

レクター博士の強烈な人物像に負けないクラリスの存在感と魅力も良かった!
お互いに敬意を払い対等に接する2人の奇妙な交流が素敵。