天才サイコパスの登場人物が鍵を握る映画って、緊迫感がありますよね。主人公の女性が、終始レクター博士に"気に入られている"ということ。この点が、サイコパスが敵になる映画と異なる点だなと思った。だから僕は、緊迫感を持ちながらもどこか安心して映画を観ていたし、安心してレクター博士を頼りにしていた。サイコパスというよりも、こだわりや美学がとてもとても強い人なんだなと思った。怖い方向にずれてるけど美学が一貫している人。そりゃ魅力的に見えるよなぁ。あの井戸のある隠れ家は、とてもいい場所だなぁと思った。ゾクゾクさせられる。
