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羊たちの沈黙のbebemamaのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.8
原作既読
劇場公開時映画館で鑑賞(だと思う)
もう30年前!
2回目 2015.10.3
今回3回目

原作が本当に面白くて、当時海外のサスペンス物が大好きだったのですぐに既読

その後映画化され、アカデミー賞まで取ったのでこれは観に行かなくてはと
面白かったんですが、ハードル上がってるし、原作読んでるし、、、
ラストの犯人との攻防が原作ではもっと長くて、本当にドキドキ
映画の長さでは物足りなくて

(昔は本も好きだったので、原作物は迷う
映画が先か、本が先か、最近は映画優先!)

と、一度目はアンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターの演技は素晴らしかったが、少し物足りなさを感じた

今回本当に久しぶりに鑑賞
(さすがに、30年前の作品なので時代は感じた)

映画は、やはり連続殺人事件の捜査より、ハンニバル・レクター博士とクラリス二人が中心なんだと
二人が対峙するシーンの攻防は、本当に緊張感がある

今回は、あの当時の女性捜査官の立場を強調してあったのがかなり気になった

殺人犯に捜査中の事件の意見を求めるって、今時ではよくあるストーリーだか、当時は新しかった
殺人犯に聞くの?って思ったから

当時、羊たちの悲鳴が、何故彼女にとってそれほどトラウマか、よくわからなかった
でも、きっと両親を亡くした彼女にとって羊たちの悲鳴は、両親の死と結びついたのかな(人のトラウマって他人にはきっとわからないんだとは思う、何がトラウマになるか本人もわからない)

ジョディ・フォスターはトラウマを抱えて、男性中心の社会で[悲鳴]が聞こえなくなるように頑張る、気丈さと健気さを併せ持ったクラリスを見事に演じていた
しかし、若い!
最初のシーンなんて学生のようだった!

そして何と言っても、アンソニー・ホプキンスのレクター博士はやはり絶品
アップであの瞬きをしない眼を見ると、得体の知れない恐怖を感じる
それでいて、何だか惹きつけられる魅力がある


(映画と関係ないが、ドラマ版でレクター博士を演じたマッツ・ミケルセンはよくこの役を受けたと思う
レクター博士といえばアンソニー・ホプキンスだったから
マッツの博士も怖いけれど、妖艶でいいですよ!)
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