DJりん

羊たちの沈黙のDJりんのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.9
お化けより生きてる人間の方が何十倍も怖いなと思わされる作品。
まず結構最初の方から鍵となるやばい医者レクターがよくいる見た目は普通だけど中身はまじやばいという感じの奴でいかにもだなと思った。
サイコパスにも色んな種類があるけれど私的にはやっぱり普通そうで実は…という感じのやつが一番怖い。
だって見た目やばくて中身もやばいという単純に見かけ通りのサイコパスなら初めから近づかなければまず大丈夫だけど見た目が普通にそこら辺にいそうな奴なのに中身がやばいという奴は見分けようがないから。。
多分知らないだけで私のすぐ近くに今もこの作品みたいに監禁されて殺されそうになってる人がいるのかもと思うと思わず怖くなってしまった。
それにあるあるかもしれないけれどこれ系の作品に出てくる警察って皆無能だよなと改めて思ってしまった。
単純に犯人の居場所を突き止めるのをミスるのはまあ仕方ないと思うけど相手が頭のキレるサイコパスならちょっと考えれば分かるだろという様な基本的なミスが目立ち無能さを感じずにはいられなかった。
この作品は普通の映画では珍しく見ている側に不安を与えたまま終わるというラストの形を取っていた為珍しくてこれはこれで恐ろしくていいなと思った。
また見たいかと聞かれたらもう見ないって言うけれど見て損はないかなという感じの作品だった。
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