みん

夜と霧のみんのレビュー・感想・評価

夜と霧(1955年製作の映画)
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今まで見たどんなものよりもおぞましくて信じられない光景

ナチスに関連する映画はほどほどに観たことがあり何かしらを感じていたけれど、どこかで現実として見れていなかったのかもしれない…そう実感しました

"死んだ怪物たちを見つめる我々は遠ざかる映像の前で希望が回復したふりをする"

"ある国のある時期の特別な話と言い聞かせ消えやらぬ悲鳴に耳を貸さぬ我々がいる"

アウシュビッツを舞台にリアルに再現するのではなく、全て本物の映像のみで構成されている所以が上の言葉からも分かる

現実を現実として受け止めさせる、昔話として終わらせない、他人事として逃げる道を作らない。そういった思いがあるのかと……耳が痛く胸に刺さりました