たそがれの女心の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「たそがれの女心」に投稿された感想・評価

dailyfroth

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3.5
ルビッチの悲劇と喜劇を混ぜた感じで外交官がジミー・ペイジに似てるなあと思いながら観ていた。
t

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4.1
‪イヤリングをめぐる円環構造と階段の上り下りを執拗に映す流麗なカメラの動きがブルジョワたちの色恋を盛り上げる。手紙が雪へ移り変わるとこも洒落ててすばらしい。
気儘な美人マダム、ダニエル・ダリューの「私は思わせぶりな女よ」からの終わらない舞踏会がパーフェクト。逢い引きを重ねる2人の時間経過を省略するやり口に撃たれる。そして「愛してませんわ、愛してません…」‬!
ベッドの離れ具合とか、決闘のでたらめな口実も良かった。
侯爵すっごいいい人なのに!報われない扱いが可哀想。妻との言い争いを避けるために「今夜は女優の話だけにしよう」と話題を変える気遣いも素敵でした。@渋谷シネマヴェーラ
8azuki

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3.4
Madame de…というもったいぶったタイトルの割に、あまりヒロインにファムファタール感も悲哀も感じなかった
宝石をめぐる物語構成は最高に楽しい
仏の顔も三度までと四度目の正直。背徳の耳飾りを再びつけた姿を夫にみせる場面の、それを巡る因縁だとか虚飾だとか憐憫だとか、そんなんひっくるめて露になるの堪りませんわ~
spacegomi

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4.3
オフュルス③

次から次へと人の手を移る耳飾りが人物を結びつけ、メロドラマを紡ぎ、また、破滅へと導く。宝石商が同じ耳飾りを何度も夫に売りつけるのが最高。流れるようなダンスシーンのカメラワーク、長回しは白眉。ダニエルダリューの美しさ、「愛してないわ」と言って愛を確かめ合うのも惹かれる。
『祇園囃子』
『西鶴一代女』
『近松物語』
『雪夫人絵図』
を久しぶりに再鑑賞。
あれ?と思い公開年を調べてみると、本作品を含めオフュルスが代表作を連発した時期は溝口監督のそれと重なっています。

当時から女性を撮らせたら…の評価があったのかは定かではありませんが、今回の再見でどことなくお互いへの意識を感じました。
酷似したカメラワークが随所に見られるのです。

というか、このレベルになると単に行き着くところは決まっているのかもしれませんが(笑)

まぁ、しかしそんな事はどうでもよく、二人とも大好きな監督です♪
Aki

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4.5
大傑作。人物を捉え続ける長回しや舞踏会場での鏡の反射が正確無比だし、車窓から破り捨てられた手紙→雪景色へのディゾルブも素晴らしい。あと、乗馬の直後シャルル・ボワイエとヴィットリオ・デ・シーカの会話の背景で行われている「フェンシング」が二人の会話と心境の相克を暗示していて(ダニエル・ダリューが旅から帰還する直前、剣を構えた二人の兵隊にも注目)、これがラストの決闘に利いてくるのも巧妙。耳飾りの扱いについては言わずもがな。
傑作。
売ったはずの宝石が巡りめぐってもとの持ち主に帰る円環構造はマックス・オフュルスらしい。
ダニエル・ダリユーが海岸を歩くシーンは『大人は判ってくれない』よりエモーショナルだし、ラストの森の中を走るダリューも印象的で、オフュルスといったら室内の作家のイメージが強かったが、外に出ても凄いということを見せつけた!
フランス映画祭にて鑑賞。「現存する映画会社の中で最長の歴史を誇るゴーモン社から珠玉の1本を上映」という言葉につられたのだが、観てよかったクラシック作品。

パリ社交界が舞台なので、衣装や内装なども煌びやかに違いないのだけど、モノクロでもそれがわかるから不思議。

結婚記念にもらったダイヤのイヤリングが幾度も同じ人間の元に戻ってくるという、ちょっとコメディっぽい部分があり、おもわず笑ってしまう場面も。でも、基本はラブストーリー。巡り巡るイヤリングそのものは変わらない存在(不変的存在)だが、それをとりまく人間たち(可変的存在)の心は移り変わり、それに伴いイヤリングが持つ意味も変化していく様が面白い。
そして、クラシック映画を観るとよく思うことだが…愛は大事だ!
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