かば

ブロンクス物語/愛につつまれた街のかばのレビュー・感想・評価

4.0
父親の愛って素敵。
最高にかっこいい2人の父親の愛を受けて、少年が大人になっていくお話

まず時代もいいし、Neighborって言葉もぴったり。 CityよりもTownが似合う雰囲気も好きだ。

一方は貧乏だけど真面目で、立派に働く実の父親。
もう一方は街の顔であるギャングのボス。
ある出来事をきっかけに少年に出会い、息子のように大切にするようになる。

相対する2人だし、バチバチするところもあるけど、お互い少年を愛してることは分かってるから嫌いになれない。

正しいことは何か。かっこいいって何だ。素敵な女性ってどんな人だ。
少年時代から思春期にかけてのみんなが経験するようなモラトリアムな時期に、導いてくれる2人の父親。

何が悲しいって、ロバートデニーロとチャズパルミンテリの愛を受けてかっこいい大人になったはずの少年が現実で強盗殺人を犯してしまうことよね。
これこそ、「才能の無駄」
かば

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