SunO2

メリー・ポピンズのSunO2のレビュー・感想・評価

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
4.0
ホームズやジャックザリッパーやスウィーニートッドがいた頃のロンドンの片隅。どのお家からも煙突の煙、空は勿論どす黒く曇っていて、世の中は景気が悪い。時報の代わりに大砲をぶっぱなす爺さんもいて、お父さんは銀行勤め、お母さんは婦人会で女性に選挙権を!と叫んでる。子供たちは凧を追いかけ迷ってしまった。お巡りさんは風に吹かれたという。

おお無印ポピンズ。
ジュリー・アンドリュースは可愛らしくてファニーで底抜けに優しい。もうビックリするぐらいのレトロな特殊効果の連続。行列の婆さんたちが飛ばされるとこはワイヤーなのか。絨毯でできてる最強バッグは四次元ポケットか。逆回転お片付けに「スプーンフルオブシュガー」。遊びすぎて怒られても何も言わない。何せ「何をしても完璧」なので。しかし無茶苦茶なお話。親父発狂、無職&凧揚げして何となくフリーダムで終了。さぁお別れのときが来たで寂しくなるのは皆同じ。クソ仕事辞めてオレもタコでもあげるわ。
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