Lapin

メリー・ポピンズのLapinのレビュー・感想・評価

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
4.2
銀行に務める父と、社会運動に精を出す母、そしてその子供たちである姉弟の家政婦としてやってくるメリーポピンズ。
メリーポピンズは魔法使いなのかただの家政婦なのか。姉弟の前で次々と不思議なことをやってのけるメリー。どう考えても入らない大きさのボストンバッグの中から、ドラえもんのポケットのように次々と物を出したり、歌いながらパチンと指を鳴らすと勝手にお洋服やら何やらがクローゼットにしまわれたり。
そんな子供たちはメリーに懐き、やがて厳格な父、バンクス氏の心をも動かす。
子供の頃から何度も聴く曲が、映像と共に流れると自然と口ずさんでしまいます。

リターンズを観る前に再鑑賞しましたが、何度観ても心が暖かくなる素晴らしい作品です。ジュリーとディック・ヴァン・ダイクのキュートなダンス、歌声に元気が出ます。

私事ですが、母が夜も仕事で出なければならず、これを観ていれば、終わるまでには帰ってくるからと言われ、半強制的に観せられ、そして帰ってこなかった思い出がある悲しい記憶しかない映画でした(笑)
小さい頃の私には実写とアニメが混在するのも理解できず、苦い思い出と共に遠ざけていた映画でしたが、中学の音楽の授業でサウンド・オブ・ミュージックを観て、ジュリーアンドリュースをもっと知りたくて、決心して観た記憶があります。でも観たあとはやっぱりディズニーの世界が大好きだなって改めて思えたし、今では大好きな作品です。
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