みおこし

ブロードキャスト・ニュースのみおこしのレビュー・感想・評価

3.5
ジェームズ・L・ブルックスが手がける作品は大体好き。決して直接的にではないけど、ふんわりと人と人の絆の素晴らしさを描く天才だなと。

イケメンだが勉強のできないトム、仕事はできるが強気なジェーン、頭脳明晰だが一言多いアーロンの3人は、あるニュース・ネットワークのワシントン支局でともに働いている。彼らを取り巻くテレビ業界の裏側を恋とともに描いた作品。

社会人2年目を迎えて、最近仕事のことを考えることが増えていて(笑)本作も働くことの意義ややりがいを教えてくれる一本でした。青春映画らしさもありつつ、テレビ業界のめまぐるしく時に理不尽な実態も描かれている贅沢な一本。プライベートも充実させたいし、仕事も頑張りたい人にはぴったり!
若き日のホリー・ハンターが、バリバリ仕事を頑張る若手キャリアウーマンを演じていてカッコよかった。でも頑張り過ぎて常に情緒不安定なところがなんだか可愛い。好きな人の前では硬直しちゃって、思ってもいないこと言ってしまったり。人間らしくて好き!(笑)
ウィリアム・ハートが史上最強にイケメン全盛期の時代の作品、もうエスカレーターのシーンとかニヤケが止まらなかったです。本当にかっこいい...。でもツッコミどころ満載の役どころ。
個人的には、アルバート・ブルックス演じるアーロンが好き。口は悪いけど本当は慈愛に満ちている典型的ツンデレ...こういう人、本当にいるよなぁとしみじみ。

ごく普通のサクセス&ラブストーリーでは終わらず、最後の最後までハラハラドキドキ。でもエンディングはほっこり。
色んな紆余曲折を経て一緒に戦った仲間たちとは、永遠に絆が続くんだなということを教えてくれる作品。私も今仕事に一緒に取り組んでいる皆様との絆を大切にしたいなと思いました。
みおこし

みおこし