このレビューはネタバレを含みます
完全版、劇場版の両方を見た後。
同じ映画なのに、カットされた部分が重要すぎて違う映画みたい。
劇場版にはアルフレードの嘘とエレナとの再会がカットされてて、トトが単純にアルフレードの「助言で」過去にとらわれずに生きて成功を収めた人間として映る。
完全版では、アルフレードの助言と「嘘」のおかげで(せいで)トトは成功するも、未だにエレナを想う気持ちは消えずに本当に愛する女性とは結ばれずにいる。
完全版の方が、最後のキスシーンの涙の意味が複雑で深くて人間味のあるような気がするし、アルフレードのトトを想う強い気持ちが一層伝わったと思う。