ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版の作品情報・感想・評価

「ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版」に投稿された感想・評価

chan

chanの感想・評価

5.0
この映画の音楽を聴くだけで泣けてくる。。
トトとアルフレードの信頼関係も、パラダイス座で描かれる当時の時代背景の移ろいも全て響きました。完全オリジナル版にてこの作品を初鑑賞したので、そのファーストインプレッションをドバッと書き残しました。


かつてトトとエレナが離れ、別れてしまったのはアルフレードの助言によるものだったと30年越しに明らかになります。
しかし、果たしてトトが町から離れてしまわなければ、若い彼らの大恋愛は無事に実っていたか。
階級差別による自由恋愛の制限や革命の過渡期であった第2次世界大戦下。
彼らを別れさせたのはこの時代なのだとも思えます。

アルフレードが失明をしてしまってから後に出来上がった不燃性のフィルム。
「時代の進歩は遅すぎる」
これから先の技術革命において、当時の映写機もいつか時代遅れとなり廃れる。
そもそも、映画が町で唯一の娯楽である時代も終わりがあるかもしれない。
(テレビ、ビデオの普及により閉館したパラダイス)
そんな先まで彼は見えていた。
だからこそ、ローマへ行け。そこで才能を磨け。
映画技師を続けて、フィルムカメラで撮影して生活し、幼い頃からずっと映画を愛していたトトの才能を見抜き、彼の背中を押したアルフレードの親心とも言える心情を随所に感じました。

だからこそ、ラストのアルフレードからトトへ贈られた繋ぎ合わせたキスシーン。
彼はエレナとの恋愛を応援していなかった訳ではなく、ローマへ旅立つ彼を突き放した訳でもなかった。
全ての行動が彼の成功を誰よりも想っていたからこそだった。
検閲により作中で結ばれなかった多くの恋人たち、そしてトトとエレナの切り裂かれた愛を埋め合わせるようにして映し出されるそのムービーには涙が出ました。


この作品のテーマとしてトトとアルフレードの2人に焦点を当てるのなら、30年後のエレナとの再会は余計だった気もする。フォーカスがぶれるから。
かつて切り裂かれた愛はラストの贈り物により紡がれているし。
①アルフレードとの唯一無二の関係。
②母親の無性の愛。
③エレナとの愛
と3本柱じゃなくとも、①の大黒柱だけで勝負出来る。そのポテンシャルは怪物級なんだから、そこだけ強く見せれば良いと思った。
そうゆう理由で劇場版がベストかなーと思う。
5.0をつけたい内容ですが、その点で評価を下げました。
いつか必ず劇場版を観たいです。
cari

cariの感想・評価

4.3
映画を通して色んな愛が描かれていた。

「何をするにしても自分のする事を愛せ。子供の頃、映画室を愛したように。」

この言葉にグッときた。アルフレードは学は無いかもしれないけどああいう人がほんとに大人って感じがする。かっこいいな〜、エンドロール前のシーンもすごく好き
しー

しーの感想・評価

4.1
2時間版が事件編なら3時間版は謎解き編だと思うじゃないですか。

もちろんある程度の答えはあったんだけど、なんか全然すっきりしないままでした。なんで?

あんまり計算して練り込まれた脚本じゃないんだろうな。描きたい物を描いて行ったらこうなりました、って感じか。
ロジックで理解しようとせずに、流れに身を任せて感情だけを追いかけた方がいいのかもしれない。

でもそれだと謎が多すぎて話が入ってこないし。ど頭の電話で混乱させるのやめてほしい。

3時間版の特典に劇中の映画のリストがあったのは親切だと思いました。
との

とのの感想・評価

4.0
さすが名作と言われているだけあり普通に面白い。この映画を語る際に良く言われるのは、自分が見た完全オリジナル版(173分)と劇場公開版(123分)のどちらが良いか論。完全オリジナル版はエレナとの話がより詳細に描かれているらしく、最初は全貌を理解するためにもこちらを見たほうが良いと思った。ただ、やはり173分はちょっと冗長すぎるし、そもそもエレナとの話がそこまで好きではないので、今度見るなら劇場公開版でも良いかな。。。
Sho

Shoの感想・評価

4.2
映画好きなら絶対見た方がいいと思う
トトが成長するにつれて、進化していく映画技術や、テレビなどによる映画熱の盛り下がりが見て取れた

トトとアルフレードのやり取りがめっちゃ好き。トトかわいすぎる。特に、小学校の試験でのトトとアルフレードのやりとりね。

トト(サルヴァトーレ)が30年ぶりに帰ってきてからのストーリーも良かった。2人とも本当に愛していたのに、ほんの少しのすれ違いが人生を決めたんだよね
xilli

xilliの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

楽しく愉快な物語なのだろう、元気を貰おうと思って鑑賞したら後半で随分とやられてしまった。年の離れたふたりの信頼関係はある一種の愛だった。主人公の唯一つの恋が報われず、それでも誰も悪くなく、いつだって映画のようにうまくいかないのが現実だということを突きつけてくれる作品である。何かが特別というわけではなく普遍的な人々の生を映し出していると思う。
とても歯がゆい。よりによって鈍臭かった同級生と自分の想い人が添い遂げてしまうなんて。それならまだ親の決めた相手と結婚してくれた方が良かったよな。郊外の何もない街に蔓延する閉塞感と遣る瀬無い気持ち、ただのすれ違いに大きく揺さぶられてしまう人生が印象的。心底欲しいものが手に入れられなかったとしても、それでもやっばり生きることは美しかったし素晴らしかったんだよな、と思えました。
自分が望むエンディングを創っていきたいな。
ざんぎ

ざんぎの感想・評価

4.0
アルフレッドの「自分のすることを愛せ」って言葉がもの凄く印象的。
本当にトトの事を大事に思ってたたんだなぁ
かっぱ

かっぱの感想・評価

4.2
2回目!最後のシーン!!涙 これって映画でしか表現できないな。そーゆーものってあるんだなと思った。
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