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ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険のiDのレビュー・感想・評価

3.6
森アーツでやっていた『週刊少年ジャンプ展』に行ったことで、ここ最近、小さい頃に死ぬほどハマったドラゴンボールへの熱がじわじわと蘇り始めています。映画版も一通り見たはずなのですが、これはまだ未鑑賞だった。

ドラゴンボールの中でも1,2を争うぐらいに有名と思われる(?)シーンである、桃白白の、自分のぶん投げたチョークみたいな形の柱に飛び乗っての大空中移動が見られます。2000km(!!)の距離をこのチョークみたいな柱に乗って移動します。ちょうど東京 - 福岡間を行って帰るぐらいの長距離移動。桁がおかしいです。


原作とは異なるパラレルワールドが舞台のこの物語。アラレちゃんが登場したり、原作では合間見えることのなかった亀仙人と桃白白が共演したりと、見どころは多々あるのですが...、
中でもやはり、餃子と天津飯の絡みは最高です。眠れなくて天津飯を呼ぶ餃子、ギャン可愛です。アホの餃子。アホだけど可愛いです。


この物語中、ドラゴンボールが全て集まるのですが、その願いは戦いの中であっさりと死んだ脇キャラの復活に当てられてしまいます。即座に死んで、即座に復活。カップラーメン並の手軽さで「生死」を軽々と超越していきます。
このインスタント生死を見ながら、『ドラゴンボール』って、願いで死人を生き返らせたり、地獄を行き来できたりと「死」を超越できる設定がふんだんにあるから、他の作品と比べてあまり「死」というものの重さはないよな...、と気付かされました。
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