大人なんて子どもが大きくなっただけ
ロマンポランスキー監督の全編会話のシュールコメディ風味なドラマ。
所詮大人なんて子どもが大きくなっただけなんだよねって思ってしまう。
むしろ子どもより偏屈になって面倒くさい。それがエンドクレジットに如実に出てる。
とにかく醜い。
全員がそれぞれ差別化されたキャラクターであり、それぞれのキャラが互いにつばぜり合いをし始め、徐々にヒートアップしていく。お酒も入って喧嘩ブースト状態に。
もはや、論点ずれてボロクソ泥仕合。醜い。
大人は全員取り繕って、ペルソナを持っている。
取り繕う様は見てて恥ずかしいのだが、取り繕わないと大人として非常識だし、なにしろ醜い。人間って恐ろしい。
こんな映画見せられたら、誰の言ってることを信じられなくなりそうで怖い。ある意味ホラー映画。
この映画のMVPはやっばりクリストフヴァルツ。あの顔で頻繁に煽ってくるの面白すぎて楽しすぎた。