79分の丁度いいサクッとした作品。一つの家で、一つの部屋で繰り広げられる"おとなのけんか"は小さな舞台演劇のようで、出演者それぞれの演技力やキャラクター性が求められてなかなか面白かった!!
きっかけは子供同士の喧嘩のはずが、いつの間にな2組の夫婦のけんか、男女おとな4人のけんかに。共感できるところもあったりして男女の違いや、夫婦の違いとか職業価値観までも引っ張り出す…おとなのけんかもなんだかんだくだらない理由で、声だして笑いました。
私的にやっぱりアランのケータイへの執着が本当にツボです。男のくせにずっとケータイいじったりして、プライド高いくせにそういう薄っぺらい男を演じるのがうますぎるクリストフヴァルツ、今回も職人芸でした。それに対して文句言う妻ナンシーの話も笑う。気を使いながらもなんだかんだチクチク嫌味を言うペネロペの感じがリアルで、アランとの対立がいちいちバカみたいで面白い。ジョンCライリーのマイケルの職業をいじるアランの性格の悪さも最高。
いい俳優の集まりだから面白くできたに違いない作品!