おとなのけんかの作品情報・感想・評価

「おとなのけんか」に投稿された感想・評価

Yuki

Yukiの感想・評価

3.5
大人は、忖度というか、気を使えるということがあるから、子どもの喧嘩よりもたちが悪い気がする。

そこそこ丁寧な言葉をつかっておきながらも、容赦なく相手を叩きつけていく感じが観ていて楽しい。素晴らしい俳優陣をそろえて、ここまでの口喧嘩をさせるってなかなかないのでは。
ほとんど家のなかから出ないので、大きなアクションはないけれど……。それでも、脚本が面白くて、役者の力量があればいくらでも魅せれるという証明をしようとしていると感じた。

まあ、どっちが悪いとかもなく、どっちもどっちな気がしたけどね……。自分たちはちゃんとしてる!って言いきりたいのも分かるけれど、少しは大丈夫かな?って顧みることが子育てには必要なのかも、と感じた。
貝崎

貝崎の感想・評価

3.5
永遠に喧嘩してる、、すっごい永遠に喧嘩してる、、、本当は冒頭でもともとの喧嘩は解決してることに気づいてしまってから、3回ぐらい玄関出て入り直すくだりが最高に可笑しくなる。なぜか帰りたがらなし、帰らせたがらない。
互いの夫婦間の不満だったり同性同士だったり男VS女だったり、会話が何転もして、その中でひとりひとりの醜いとことか思想が浮き上がる。

90分間これ見せられて飽きない脚本、なんならあっという間に感じるほどのテンポ感。よかったー
下品やけど面白くてめっちゃ笑った
ポランスキー監督どんなジャンルでも上手に撮るの天才としか言えん
ザ・演技合戦。
だけでなく脚本もしっかりしてる。
4人全員オスカーノミネート経験あり。
3人受賞経験あり。監督もね。
時間も短く、サクッと映画を楽しみたい時に向いてるかもしれない。
結構好き。長くないというのも良い。
ただ、最後、戻ってきてほしかった。
KY

KYの感想・評価

3.7
ロマン・ポランスキー監督作。
舞台原作の映画化。

子ども同士のケンカを解決するため2組の夫婦、ロングストリート夫妻とカウアン夫妻が集まる。双方は冷静かつ理性的に話し合いを進めるが、いつしか会話は激化しホンネ合戦に。

・・・

久々に自宅で映画。長いのは集中力持たないと思って79分で短いから見てみた。『最高の離婚』の2組の夫婦の修羅場シーンで会話の合間にいちいちLINEに反応するやりとりの元ネタらしい。

見所は2つ。一つは穏便に済まそうとしていた両夫婦の大人の対応が決壊し2組の夫婦バトルが勃発する展開。もう一つは両者が本音をさらけ出し合う事で生まれる男VS女などタッグが入れ替わる展開。

そして特に今作の評価は2つ目のポイントにあるのだろう。これがある事でイラつく話からバカバカしさが一気に浮かび上がる。

穏便に済まそうとする中で出た会話を伏線に喧嘩の引き金として回収していく作りと、収束しようとする中でわざわざ火をつける展開に流していく作りも良かった。

ただ酔って本音を吐かせていくのは反則な気がした。もちろん酔う設定にすることで感情発散の演技がしやすくなるし、登場人物が敵味方の忖度なくその場のトピックに刹那的に反応できるようになる。

でも裏を返せばどんな脚本でも、多少強引な展開だとしても酔い設定を使えば感情爆発をすんなり出来やすい流れにできる。何よりただの『酔っ払いの喧嘩』になってしまう。

それが心地よくて後半酔っ払って以降は登場人物たちの気持ちとは裏腹に『ずっと見ていたいなこれ』と思わされるところはあるが、【脚本として折りたたむ事】はほぼ出来なくなる。

何か上手い脚本と言われる割りに手放して賞賛出来なかった。もう一つ裏返す展開が見たかった。
Chihiro

Chihiroの感想・評価

3.7
だんだんエスカレートしていく4人のやりとりが、最高の離婚のあの4人をみてるみたいな(笑)
うわべの誠実さでその場だけを納めようとするおとな。案外こども同士は単純やのに(笑)
演技力のある俳優がその力をぶつけ合う。狭い空間での笑劇に見ごたえありです。ポランスキーってほんと上手いなあ。
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