ふたば三十郎

アンタッチャブルのふたば三十郎のレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
3.5
初見は中坊の頃にテレビで。
本作と『ニューシネマパラダイス』『荒野の用心棒』を観たのがちょうど同時期で、偉大なる音楽家エンニオ・モリコーネを知るに至った記念の作品。

で、オープニングのモリコーネ節をスクリーンで堪能したく、午前10時に映画館へ。

正直、当時から作品自体は傑作とは思わなかったが、改めて観ても印象変わらず。
ただ、実話を元にした映画史上最高にやり過ぎな脚色のオンパレードは楽しめた。

カポネのバット制裁やオペラ観賞時の泣き笑いにニヤニヤ。
そして駅でのアンディ・ガルシアのワンショット・ワンキルまでのシーンは、ツッコミを忘れて久々に童心に帰りドキドキした。
80年代の映画だなあって感じ。

なお、個人的にはデ・パルマ監督は本作でも『スカーフェイス』でもなく、『カリートの道』が最高傑作だと思っております。
焼き直しと言われた駅のシーンも、緊迫度は『アンタッチャブル』より断然上かと。
☆☆☆★★