最初にお断りしておきますが、この映画については、まったく書くつもりはありません_(._.)_。
本作にも出演していた、Mr.007…ショーン・コネリー氏が亡くなりました。90歳でした。
これまでに、ジェームズ・ボンド役は6人の俳優が演じており、観始めた時期などによって、ボンドマニアの間でも誰がベストか意見が分かれがちです。自分だったら、ロジャー・ムーアを選びます。
ただ、
「もし、コネリーが最初のボンドじゃなかったら、シリーズはここまで長続きしなかっただろう」
というのは、多くのファンの共通認識なのではないでしょうか。
あのふてぶてしさと視線の凄み、ブラックすれすれのユーモア感覚が強烈なインパクトとなり、シリーズをブレイクさせる起爆剤🔥となったのは間違いありません。
野性味と洗練性、シリアスとユーモア、酷薄さと信頼感…という相反する要素が常にひとりの役者(コネリー)の中で揺れ動いていました。
その、合わせ鏡の間で乱反射するような二面性は、彼が演じるスパイの役柄にぴったりハマっていたのです。
あまりに卓越したヒーロー像のため、我々庶民からはかけ離れた存在ではありましたが、その一方、頭髪が薄くなってもダンディ…という、中年男性やその予備軍の男子たちに勇気と希望を与えてくれる身近な存在でもありました(ここでも二面性✨)。
ご冥福をお祈りいたします。
JAMES BOND WILL RETURN.