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釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!のぉゅのレビュー・感想・評価

3.7
2021年 鑑賞 21-225-10
BSテレ東 土曜だ!釣りバカ! にて
TVアニメ化、TVドラマ化もされた、やまさき十三先生(作)、北見けんいち先生(画)による、長寿名作釣り漫画を原作に、「男はつらいよ」「学校」「息子」「虹をつかむ男」等の山田洋二氏が脚本に入った、名シリーズの第15弾。本木克英監督3部作完結作。

ー 怒りの社長と会長の圧力に挟まれたハマちゃんは危機一髪 ー
浜崎伝助ことハマちゃん(西田敏行さん)の釣り仲間の縁で、富山の老舗薬問屋・黒部天狗堂の黒部五郎会長(丹波哲郎さん)から、直営の美術館建設巨大プロジェクトを請け負った。しかし、変人で知られる黒部会長の奇妙な建物デザインにプロジェクトが頓挫する危機に陥った。ハマちゃんや、社長の鈴木一之助ことスーさん(三國連太郎さん)をはじめ、鈴木建設全体を巻き込んでの大騒動が始まる...

冒頭のハマちゃん、スーさん、鯉太郎(菅原隆一さん)の釣りシーンに染みる。更にボートで駆けつけるみち子(浅田美代子さん)と、八郎(中本賢さん)が加わり、より染みる。

メインゲストのおひとり、鈴木建設設計課で、ミス鈴建といわれる美貌の持ち主・桐山(鈴木京香さん)は、富山の黒部天狗堂直営の美術館のデザインについて、ハマちゃんと富山出張を。美人女性と二人っきりが、余計みち子とハマちゃんを燃え上がらせた!窓ガラスが割れるような、“合体” を!

黒部天狗堂での、「会長へのアポ」について浅利部長(岡本信人さん)と、ハマちゃんの対決と、ハマちゃんが内線でアポ無しでとった会長との面会。このシーン面白かった!

会長は丹波さんだっただけに、あのデザインは、「死後の世界」に見えるのは、私だけかな?作中でも「儂の霊感が」ともおっしゃっているし。
あの違和感だらけのおじさん、何かあるんだろうなぁと観ていたら、まさかまさかの渓流釣りの名人佐伯名人(梅津栄さん)だった。ハマちゃんの「佐伯名人の本 “イワナは何も言わない” 読みました」の下りは最高!
ハマちゃんの宴会芸・ホタルイカの格好で「富山、立山、海良し、山良し、お人好し」〜♪ も最高!

もう一人のメインゲスト・欄間彫刻家の鮎川(小澤征悦さん)と、桐山と出会い、恋人関係に... 桐山と鮎川の家族構成が全くの逆!桐山は父と弟で、鮎川が母と妹。だからか惹かれた?

ハマちゃんとスーさんの釣場ー 富山湾。
ハマちゃんが桐山と宿泊がみち子に、浮気を疑われることが危機一髪かと思った(CMもそういう風だった)が、あのシーンだね!まぁ会長の早とちりと、ハマちゃんの優柔不断さが生んだことだが... ハマちゃんとスーさんが釣った魚のようなラスト。バスの横の積み上がった雪の道も、最後にスーさんの諳んじる、万葉の詩人・大伴家持の歌も良かったが、やっぱり釣りを通して、ハマちゃんと一緒に、引きこもりで無口の桐山の弟が、だいぶ久方ぶりに外へ出たシーンが好き!

メインゲストの鈴木さんや小澤さん始め、さとう珠緒さん、立川志の輔さん、岡本信人さん、パパイヤ鈴木さん(やはりキレがいいよね!)、杉浦直樹さん、丹波哲郎さんとゲスト出演も豪華!今回は、海・蛸・鯛・あさり・鮎・亀と魚に関係する字が入っていた!

今回のメインゲスト・鈴木京香さんの役ってヅラさんだったっけ?ヅラじゃないっ、桂だっ!って、そもそも「銀魂」知ってなきゃ成立しないでしょ!って話。

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