アメリカのジャーナリストと現地ガイドの友情を描いた実話をもとにした作品。
1970年代のカンボジア内戦時代に、首都プノンペンの取材に訪れたニューヨーク・タイムズの特派員たち。
74年に反米政権の誕生により特派員たちに生命の危機が及ぶが、現地ガイドのプランのお陰で辛くも無事帰国を果たす。
特派員のシドニーは76年にはAIFPCの最優秀ジャーナリスト賞を受賞する。
一方、カンボジアに残されたプランは革命組織アンカに捕まり、強制労働を強いられながらも生きながらえていた。
当時、子供による親の監視や知識人を含めた多くの人々が日常的に殺されていた。
その惨状を描いた映像は必見です。
やがて、アンカを脱走したプランは、79年に命かながらタイの難民キャンプに辿り着き、5年ぶりにアメリカの特派員と再会を果たす。
ラストはジョン・レノンの「イマジン♫」で締めくくる。
戦争や勢力闘争の悲惨さを描いた作品で、多くの人に是非観て貰いたい。
BSTVで鑑賞
第57回 アカデミー賞(1985年)で助演男優賞、撮影賞、編集賞を受賞。
第42回 ゴールデングローブ賞(1985年)で最優秀助演男優賞を受賞。