ニクガタナ

ひみつの花園のニクガタナのレビュー・感想・評価

ひみつの花園(1997年製作の映画)
3.5
失われた5億円入りスーツケース奪還、脱力系奮闘コメディ。得意の巻き込まれ転落展開からの思わぬ上昇展開が愉快な矢口史靖と鈴木卓爾コンビらしいオリジナル脚本。主人公の女性銀行員が銀行強盗に人質に取られ、逃走車が富士の樹海で事故に遭い爆発。川に投げ出された主人公が、地下水脈を流れて地底湖に。この辺の描写が等身大の人形浮かばせて撮ったり、模型使ったりチープに表現してあって可笑しかった。身は助かるも湖に沈むスーツケース。それを探し出すべく樹海の権威の居る大学に入り、自動車免許を取り、ロッククライミングを習い、スキューバダイビングの資格を取る、とんでもないバイタリティを発揮する脱力芝居の西田尚美がかわいい。角替和子が鉄板の母親役。大学講師の利重剛が良いキャラで芝居が自然で上手い。エンディングテーマの「春先小紅」も良い。
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