カスパー・ハウザーという実在したといわれている人物。ずっと牢屋に閉じ込められて育ったため、発見された当時は人間らしさに欠けていたそうだが、教育を受け驚くスピードで話せるようになったという。
未だにカスパー・ハウザーについては謎が多いという。
この映画ではその諸説あるうちのいくつかを元にしているようだ。
カスパー・ハウザーを演じたブルーノ・Sの存在感がこの映画の最大の見どころだと思う。
正直それ以外は微妙だった…。
ストーリー展開があまりスムーズでなかったのが特に残念…。
しかしこの監督がカスパー・ハウザー伝説を通して現代の人々に伝えたかったテーマが明確な気がする。
おとぎ話のような背景だけど、メッセージは現実的で難しいものだった。