ウォーター瀬

恐怖の報酬のウォーター瀬のレビュー・感想・評価

恐怖の報酬(1953年製作の映画)
4.9
カメラに泥たまりの泥がかかってきたりしてベネズエラの暗く汚らしい風景が印象的で、かつ編集による映像の凄みがすごい。

聖母像の裏の首吊り死体、石油の沼、徹頭徹尾巨体で不気味なものとして描かれるトラックとか被写体の威圧が凄まじいんだけど、更に「鉄路の白薔薇」にも負けない編集の巧みさによる緊迫感(巨石を爆発するシーンの短いクロースアップのショットの切り替え)とか、あとはラストシーンのダッチアングルなんて赤子の揺籠のようで見てるこっちが酔いそう。

でも前半のトラック乗るまでのだるさは確かにありますあります。
ウォーター瀬

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