たけちゃん

恐怖の報酬のたけちゃんのレビュー・感想・評価

恐怖の報酬(1953年製作の映画)
3.7
長い道のりだな……


アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督 1953年製作
主演イブ・モンタン、シャルル・ヴァネル


前回、ウィリアム・フリードキン監督作の「恐怖の報酬 オリジナル完全版」を観ましたので、今回はそのオリジナルとなるH.G.クルーゾーの「恐怖の報酬」を取り上げました。U-NEXTにありました(ˆωˆ )フフフ…

今回はちょっと短めのレビューになります( ̄^ ̄ゞ


こちらは古典の名作ですね。
今作がカンヌとベルリンで最高賞を取ったことで、監督のH.G.クルーゾーはヴェネツィアを含む世界三大映画祭の全てで最高賞を獲得した監督になったんですね。凄い!
なるほどなぁ。
確かに面白い。
ヒッチコックっぽい感じもありますよね。

でも、先にフリードキン版を観たからからなぁ。
個人的には少し冗長で、サスペンス感はあるけれど、フリードキン版に見られたような無情感や非情さはなかったね。
特に、ラストのシニカルさが秀逸だったフリードキン版とは異なるエンディングで、えっ?まさか、そんな理由で……ってなっちゃった。
あれって、ただのダメ男よね。
個人のダメさが理由で、風刺も効いてない。
僕としては、サスペンス映画としてはマルだけど、フリードキン版には及ばないという評価でした。


監督のアンリ=ジョルジュ・クルーゾーもよく知らないんです。そもそもフランス映画をあまり観ないので、1本も見たことなかった( ¯−¯ )フッ
ヒッチコックの影響が強いという「悪魔のような女」は観てみようかなぁ……。


今作にリンダ役で出ていたヴェラ・クルーゾーって、監督の奥さんなんですって。
それにしても、胸をアピールしすぎでしょ?
普段からそうなの?( ¯−¯ )フッ



ということで、僕はフリードキン版「恐怖の報酬 オリジナル完全版」に軍配でした( •̀ω•́ )و✧