Ksato

時代屋の女房のKsatoのレビュー・感想・評価

時代屋の女房(1983年製作の映画)
4.8
自分が影響受けた人や作品その他もろもろ
には共通して失われつつある昭和的なものがあったということに気づかされた。
それは単に懐古的な、という意味ではなくて、ギリシャ神話やニーチェが言うところの運命愛にも通ずるような…

勘は良くても意味とか理由とか全然関係なしに全部引き受けちゃうような深くて優しくてあったかくて静かな心の持ち主に小さい頃から憧れてたっけ。

今は良くも悪くも逃げ場が多いから、こういう感受性を持った人は少なくなったのかもしれない。

いや、自分も世代感覚として理不尽な年長世代とかにイラっとくるときあるし生きてて色々嫌なことあるけど、じゃあそういう存在や出来事のない所へ逃げたら良くなるのか、全て合理的に生きたら良くなるのかって話で、そもそも世界って不条理じゃんってことは、中島みゆきじゃないけどぐるぐると大昔から語り継がれてるわけで、老害老害言ってないで少し話聞こうぜって思うわけだけど、なんでこんな話になった、まぁ夏目雅子美人すぎましたわ。
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