今まで黒沢監督って日本独特の粘着質でジメッとしたホラーばかり撮る人なのかなと思ってたけど、その概念変わりました。
パッパっと軽快にカットが切り替わる時は、思わずフフッと笑ってしまう黒沢監督独特の笑…
黒沢清監督が5年間13本のVシネマを卒業した後の一本目。劇場映画としては「CURE」(1997)の次となる作品。脚本も監督自身。
14歳で交通事故にあい十年間の昏睡から意識を取り戻した豊(西島秀俊…
人間は「社会」という枠組みが存在しないと、まあ存在してもそうかもしれないけど、極めて不合理な行動を取る。勝手に愛し/勝手に憎む。しかしながらそこにこそ"人間の営み"が宿っているのだろう。人が生まれた…
>>続きを読む豊は本当は目覚めてなんかなくて、全て豊が昏睡状態の中で見ている夢なんだと思うとしっくりくる。おおよそみつ筋立っていないストーリー。そもそもストーリーと呼べるものも無い。
それにしても暗い場所での父親…
よく知らずになんとなく観たら、中身は14歳の青年24歳という物凄く複雑なキャラクターの、ふわふわゆらゆらとした存在を西島秀俊(当時おそらく28歳)が見事に体現してた。あらゆる立ち居振る舞いに、その失…
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