ばあばちゃん

ヴァンパイアのばあばちゃんのレビュー・感想・評価

ヴァンパイア(2011年製作の映画)
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血を求めずにはいられない気弱な青年を主人公に、彼が自殺サイトに集まる孤独な女性たちと織りなす魂の触れあいを繊細かつリリカルに綴る。

アルツハイマーの母親と2人暮らしの孤独な青年、サイモン。高校で生物学を教える彼は、自殺を考える留学生のミナに思いとどまるよう真摯に説得する一方、プライベートでは自殺サイトで自殺志願者を見つけては、一緒に自殺するふりをして相手の血液を抜き取り自らの哀しい欲望を満たすヴァンパイアだった。

岩井監督といったらスワロウテイル。私にとってはこれが一番。