いかなる欲望も、細胞と血液の司る生命の元では無力だ。
つまりそれは、例えば「人間的な」と表現されうる行動が、その前提として、「生きている」ことに絶対的に依存しているということだ。
生物である前提な…
つかみどころのない世界観や、空、バレエ、ピアノ、歩く姿はとても岩井俊二監督作品らしいと思いました。
でも、他の岩井俊二監督作品にあるひりひりするような感覚はやっぱり日本人キャストの方が共感できるのか…
生きる為に血が必要な男に死にたい自殺志願者の女が食として提供する為に生きようとした、こんな純潔で綺麗な愛の形があるだろうかとシクシク泣きました。
「貴方が生きる為に生きようかな」という自分が生涯彼の…
蒼井優に話す内容が素敵だった。
「君の体がアパートだとすれば60兆もの細胞が住んでいる。彼らを養うのが君の役割、奴隷たる人間の義務。なのに自分のことだけを考える。彼らの死を考えず自分の死だけを。生…
ここまで作家色が強い作品は『リリィシュシュのすべて』以来、と考えると、その間に11年もの歳月が流れたことになる。
かつての過度なビジュアル表現は鳴りを潜め、静謐さ漂う映像からは、かつて世紀末だった…
マイ岩井俊二映画祭ラスト。劇場公開時にスルーしてしまったけれど、勇気を出して観ればよかった。
とはいっても岩井監督の「残酷さ」がある場面では際立っていて、思わず早送りしてしまった…設定が猟奇殺人鬼そ…
んー、、、へ?て感じ。
キレイに、キレイに見せようって必死だなって違和感がすごい。
なんだか全体的に滑稽に見えて仕方なかった。
自分の中でスワロウテイルが素晴らしすぎたのかな。
ってお前何様…