好きと言っていいでしょう

1941の好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

1941(1979年製作の映画)
3.6
スピルバーグ祭り第3弾

スピルバーグが憧れの三船敏郎と組んで作った戦争コメディです。ただ憧れてるという割にすごい役をオファーしたなと思いました。軍人は侍と忍者の子孫ってすごいセリフもありました。
ジョーズ、未知との遭遇に続く作品なので、全盛期のスピルバーグ作品ですね。どうしても見たかったのでブルーレイを買いました。

コメディが多いですが、この辺りは脚本のゼメキスらしさの方が出ていて、常にドタバタしてました。いきなり冒頭からジョーズのパロディをかましていました。

この映画はインディ・ジョーンズやETより製作費がかかっているらしく、確かに戦闘シーンの迫力はすごかったし、観覧車を海に沈めるシーンは
相当お金がかかってそうでした。
飛行機の追跡シーンでは、初期のスピルバーグらしい光の演出が冴え渡っていました。

1979年の戦争映画ですが、この年はスピルバーグの兄貴分にあたるコッポラの地獄の黙示録が公開された年でもあるので、どういう気持ちだったのか気になります。

三船敏郎は自分の出番以外でも、演者に軍人の演技指導などをして、かなり積極的に映画作りを手伝ってくれたそうですね。普段はとんでも日本でも嫌な気持ちにならないのですが、三船敏郎のバカキャラはあまり見たくなかったです。

あとミッキー・ロークのデビュー作でもあるそうです。ナンシー・アレンはこの頃はデ・パルマの嫁になったり、ゼメキスのデビュー作品に出たりとみんなズブズブなんですね。