暗殺者として名をなしたスタローンと、そんな彼に憧れ越えようとするアントニオ・バンデラス。
若者らしい狂気と無謀さに満ちたバンデラスと、枯れて疲れ果てたスタローンの対比が面白い。
が、面白いのはその人間関係だけ。その唯一の面白要素である新旧対立も使い古されたネタなので、作品としてはスタローンとバンデラス個人に依存するしかない、という。
リアルを志向したのか、アクションは全体的に地味。悪くはないんだけどね。そして、こういう映画を見るたびに思う、「暗殺を指示する組織」って何だろね疑惑。そこのリアルさまでには、手が回らなかった模様(笑)。