ぴろぴろ

パリ20区、僕たちのクラスのぴろぴろのレビュー・感想・評価

パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)
3.4
移民が多いフランスが凝縮されている、ドキュメンタリーの様な映画。 どこの国も教育の現場は大変なのだと思う。
実際パリの20区は移民が多い地域のようで、出身国や母国語の違いによるトラブルも描かれていた。 出身地も親の職業も経済力もそれぞれ。 家庭環境も違えば文化も違う。 そんな背景があっての「国語」の教師は、いわゆる「現国」の教師の様に スンナリいかないのも想像がつく。
このクラスは、とにかく議論、議論。 教師にも言いたい事を言って、生徒同士でも自分の考えを直球でぶつけて来る。 言われないと演技とは分からないくらいのリアルさがあって本気で憎たらしい子もいた。
日本の中学校の、教師が一方的に喋って シーンと静まり返った教室とはかなり違って興味深い。 「出る杭は打たれる」どころか、誰もが自由に思った事を口にして、なんなら「打てよ、コラ」と挑発してる様な子もいて、どうやら学級崩壊という概念が違うのだろう。
反面、自分の意見を言葉で発信する、批判や否定にメゲない強さに慣れさせる経験は、社会に出る前に是非 日本の学校でも経験させて欲しいとも思った。
2008年の映画なので、移民、難民問題が大きくなってる現在はどうなのか、気になるところ。