上海十月

パリ20区、僕たちのクラスの上海十月のレビュー・感想・評価

パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)
3.8
久しぶりのフランス映画。カンヌ・パルムドール受賞作品だ。ドキュメントな映画で音楽は一切なく物語は進む。退屈になるかと思いきや外から漏れる車の音、楽器練習の音が実質上のサウンドトラックになり興味深く観れた。人種も環境も違う生徒達に翻弄される教師。教師も人間だから、だんだんイライラしてくる。マリ出身の素行の悪い生徒にやる気を出させるが、結果苦労が全て水の泡になるなど、報われない感が漂う。でも、教師は悩み苦しみながら生徒と共に生きていくんだなとラストシーンは語っている感じがしました。フランス版金八とまでいかないがフランスでは熱血教師かもしれませんね。
上海十月

上海十月