バロンの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「バロン」に投稿された感想・評価

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「バロン」
18世紀末、トルコ軍の攻撃に晒されるドイツの海沿いの街では、ホラ吹き男爵と称される「ミュンヒハウゼン男爵の冒険」という舞台が上映されていた。外は戦争、壊滅状態の劇場に自分が本物のバロン・ミュンヒハウゼンだと名乗る老人が現れる。その地を取り締まる暴君ジャクソン参謀長も劇場にやってくるなか、老人は舞台に立ち、「この戦争の原因は自分にある」と語り始める。1989年、英・独。

鬼才テリー・ギリアム映画は初めて観たんですが、めちゃめちゃ好きだった!「未来世紀ブラジル」の人ですよね。ファンタジーは好き嫌いが結構分かれるので、食わず嫌いしてました。
ティム・バートンとかは苦手。
「チキチキバンバン」や「ネバーエンディング・ストーリー」はほんとにほんとに大好きで、"映像が綺麗すぎて迫力あるもの"よりも、"ちょっと汚めでアナログ感あるテイスト"が好きなの。笑

主人公のジョン・ネヴィル演じるバロンが(美しい女性たちの頼みに)街を救うため、劇団員の娘サリーという少女と昔の仲間を探す旅に出る。現れる仲間たちは、一癖もふた癖もある超人たちで、仲間を引き戻すにも一苦労。

でもバロンとサリーの掛け合いもも楽しく、ひとつひとつのエピソードも飽きがこなくておもしろい。
例えば、ロビン・ウィリアムズ演じる王が支配する月の国。王の頭と胴体は離れたりくっついたりしていて、そのなんともカオスな映像と会話に、これこそテリー・ギリアムの本髄なのかと恐れ入る。
また、ユマ・サーマン演じるヴィーナスに一目惚れしてしまい、本来の目的を忘れてヴィーナスの虜になってしまうくだり(サリーが声を枯らして一生懸命バロンを呼び戻しているのが可愛い)だったり、大魚に飲み込まれて死んだと思ったら、魚の胃の中で同じくカードゲームに明け暮れる耳の遠い老人たちがいたり。

バロンが赤の衣装に二角帽子、白の愛馬にまたがる姿はさながらナポレオンをパクっているのがモロわかり。
あと最後の決闘あたりのジャクソンは、独断的で世界規模の思惑を胸に秘め、科学の未来に希望を抱いている……どこかストレンジラブ博士を思わせるのは私だけ?
「ONE PIECE」のヴァン・オーガーはこの時のジャクソンの狙撃シーンや千里眼の狙撃手アドルファスが参考になってるのかなって思います。

それにしても前半のファンタジー具合は前述の名作ファンタジーを思わせてわくわくしたし、終盤の決闘シーンも笑えるとこたっぷりで楽しめた!
あんなに活躍したのに「お前も何かしろ」と呆れられるバートホールド。作戦が成功して喜び合うグスタヴァスとサリー(ここめっちゃかわいい!)。
最後はきちんと勧善懲悪、でもファンタジー要素はあって、自由を求めて立ち上がる町民たちの未来を感じていいラストでした。バロンの女好きなところもちゃんとオチで活きてたし。

なんのせ「バロン」っていうタイトルとジャケットがもったいないよなあ、って感じるにつきました。
後半よすぎて前半のロビン・ウィリアムズが霞んじゃったけど、すごく好き立ったのでそれ使ってみた。笑

スティングもカメオ出演してた!
かっこよかった💕
RK

RKの感想・評価

5.0
子供向けと一蹴するにはもったいないくらいクリエイティブじゃないですか
まさにアドベンチャー。
なんでもあり。
内容は王道の冒険ものなんだけど、ギャグのセンスも凄い。
ストーリーも良いし、出てくるキャラもみんな個性が強くて魅力的。
基本的にファンタジー映画はあまり好きじゃないけど、これは好き。

おそらくワンピースはこの映画の影響を受けていると思う。
muka

mukaの感想・評価

3.8
テリーギリアムの作品を見ると、してやられた感をいつも感じる。
今回もテリーギリアムの想像力に付いて行くのに精一杯だった。
テリー・ギリアムがモンティ・パイソンの一員だったことを思い出させる画やキャラクターの数々といったところ。
正直ストーリーを真剣に追うことを意識しながら観るとしんどいかなぁと思う。ギリアムのイメージを楽しむことに集中した。
ロビン・ウィリアムスはしつこくならない絶妙な場のさらい方をしていた。
子供のころに観たかった〜〜〜。
ちょっと長いかなって思ったけど、展開の仕方もテンポが良くて序盤から面白かったし、ビジュアル的にも色んなアイディアが詰め込まれてて観てて全然飽きなかった。
シュタタタタとかボヨヨヨーンとか不意打ちで思わず笑った。古典的で典型的なコメディ要素もとても良いです。キャラクターたちの掛け合いも途中から吉本新喜劇みたいにしか見えなくなってからもうずっとニヤニヤ。
シュールでくだらないんだけどみんな愛くるしいなあ。
猫道

猫道の感想・評価

3.7
何も考えずに観るのがよいと思うんだけど、観ながら監督の意図を考えてしまった。これはテリー・ギリアムなりの「現実を変えるかもしれないフィクションの可能性への賛歌」なのかなと思った。風船おじさんやドン・キホーテというのは狂人みたいに位置付けられるが、何かを革命的に変える力はクレイジーに宿る。
セットといい、特撮といい金が掛かっているなという印象を受けましたが、ストーリーが間延びしていて退屈でした。もっと笑いの要素が欲しかったです。
OishiMohe

OishiMoheの感想・評価

4.0
割とガヤついた店内で観てしまったので、もう一度見たいのですが、
この作りもすごい!
80年代チックで当時の技術を駆使したアイディアを100パーセント実現しているかんじ、すごく楽しい。
ロビン・ウィリアムズ素敵だった。
手作り感のあるファンタジーはみてて楽しい。
クリスマスイブに選んだ定番外の映画だったけど、最高( ᵕ·̮ᵕ )
夢のある作品。キャラクターがワンピースに多大な影響を与えた事が伺える事を知れただけでも良かった。

ドタバタ感が良い。