このレビューはネタバレを含みます
大晦日に観ようと思っていたが、 1月2日になってしまった。
今年1本目。
8つのストーリーがテンポよく切り替わり、そしてラストに向けて繋がっていく素敵な映画だった。
キャストがとにかく豪華で、観た人がきっとそれぞれお気に入りのストーリーを見つけられるのでは。
ニューヨークのタイムズ・スクエアで、ボールドロップというイベントがあることを知らなかった。
アメリカ人はクリスマスだけじゃなくて、大晦日も煌びやかに祝うんだなと思ったが、そういえばカウントダウンの映像を何度も観たことを思い出し、それがこれだったのかと。
紅白を観て、年越しそばを食べて、除夜の鐘を聞く日本の大晦日とは大違い、、、私は好きだけど。
ジョン・ボン・ジョヴィが歌う歌詞が想い人への気持ちと重なったり、ミッシェル・ファイファーとザック・エフロンの今年の抱負を実現するストーリーも良かったが、リア・ミシェル扮するエリーズの歌う『蛍の光』がとても素敵で印象的だった。
そして、何よりも
中盤ボールが故障した後の、イベントの責任者、クレアのスピーチが素晴らしかった。
『シャンパンを開け
新年を祝う前に―
一度立ち止まって
過ぎた年を振り返れと
思い出しましょう
成功も失敗も
そして―
守れた誓いと破った誓い
カラを破って冒険したこと
傷つくのが怖くて
閉じこもったこと
新しい年はあなたに
チャンスをくれます
過ちを許し もっと努力し
もっと与え 愛するチャンスを
先のことを恐れるのではなく
未来を楽しむのです
0時にボールが落ちる時…
その時こそ―
優しさを思い出しましょう
思いやりを
今夜だけでなく1年ずっと』
1年をハッピーな気持ちで締めくくり、新しい1年を優しく前向きに生きていきたいと思えた。