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ニューイヤーズ・イブのhuaのネタバレレビュー・内容・結末

ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大晦日に観ようと思っていたが、 1月2日になってしまった。
今年1本目。

8つのストーリーがテンポよく切り替わり、そしてラストに向けて繋がっていく素敵な映画だった。
キャストがとにかく豪華で、観た人がきっとそれぞれお気に入りのストーリーを見つけられるのでは。

ニューヨークのタイムズ・スクエアで、ボールドロップというイベントがあることを知らなかった。
アメリカ人はクリスマスだけじゃなくて、大晦日も煌びやかに祝うんだなと思ったが、そういえばカウントダウンの映像を何度も観たことを思い出し、それがこれだったのかと。
紅白を観て、年越しそばを食べて、除夜の鐘を聞く日本の大晦日とは大違い、、、私は好きだけど。

ジョン・ボン・ジョヴィが歌う歌詞が想い人への気持ちと重なったり、ミッシェル・ファイファーとザック・エフロンの今年の抱負を実現するストーリーも良かったが、リア・ミシェル扮するエリーズの歌う『蛍の光』がとても素敵で印象的だった。

そして、何よりも
中盤ボールが故障した後の、イベントの責任者、クレアのスピーチが素晴らしかった。

『シャンパンを開け
 新年を祝う前に―

 一度立ち止まって
 過ぎた年を振り返れと
 思い出しましょう    
 
 成功も失敗も
 そして―
 守れた誓いと破った誓い
 カラを破って冒険したこと
 傷つくのが怖くて
 閉じこもったこと

 新しい年はあなたに
 チャンスをくれます
 
 過ちを許し もっと努力し
 もっと与え 愛するチャンスを

 先のことを恐れるのではなく
 未来を楽しむのです

 0時にボールが落ちる時…

 その時こそ―
 優しさを思い出しましょう
 思いやりを
 今夜だけでなく1年ずっと』

1年をハッピーな気持ちで締めくくり、新しい1年を優しく前向きに生きていきたいと思えた。
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