「ほほえましく たぶん一粒の涙をそそる映画」
冒頭のこの一文だけで素敵すぎる始まりなのだが、元の英語文は普通なので、日本訳した人のセンスに乾杯。
スイスのチャップリンワールドでこのワンシーンの写真を撮ることができるんですよ。
帰ってきてから絶対観ようと違うも、これだけずっとサブスクになく、地元のTSUTAYAは潰れてしまった……!
この映画、100年前て。そして淀川さんの解説がネットでも読める。
子役が可愛いなんてもんじゃなく、スターになってしまったのも分かる。
もっと山あり谷ありで泣かせてくるのかと思いきや、60分という尺もありサクッと終わった。ただ本作が初の長編なのね!
この映画はやっぱり裏話が好きで。
チャップリンが離婚裁判中の妻にフィルム盗られて売られそうになったから、砂漠の一軒家で黙々編集したとか、そもそも音楽含め全部やっちゃうチャップリンすごいなと。
撮影もこだわってめちゃくちゃかかったらしいし、かかりすぎたから「1日の行楽」ができたのも知った。
チャップリン本人はかなり大変だったろうけど、予期せず裏側にたくさんドラマがあった作品。