ゆっぽ

キッドのゆっぽのレビュー・感想・評価

キッド(1921年製作の映画)
3.5
すっかりチャップリンに夢中なゆっぴょです。
今回は、捨て子の少年と、彼を拾った放浪者チャーリーの家族以上に純粋な愛を綴った感動作。

チャーリーと少年が引き離されそうになるシーンが素晴らしい!泣いてチャップリンに手を伸ばす子供の演技力には驚嘆してしまう。

連れ去られた少年をチャーリーが屋根を走って追いかける追いかける!!!
チャップリン映画お得意のドタバタで成り立つシーンなのに、感動的に仕上がっているのは、悲劇的な音楽の効果だけでない。
チャップリンとキッド、この2人が揃えば無敵!

また天使と悪魔が描かれた夢のシーンも忘れられない。これは人間の善悪を表した世界らしいけれど、突然ファンタジーになって驚いた。印象的。

あんなに、家族以上の愛で結ばれた2人だから、ラストシーンは本当に心温まるものになっている。
チャップリンはいつも、笑いと涙をくれる。
ゆっぽ

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