このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
2011年のアメリカの作品。
監督は「セルラー」のデヴィッド・R・エリス。
あらすじ
大学生のニック(ダスティン・ミリガン「シンプル・フェイバー」)は大学の友だち5人と共に、片思いの女子大生サラ(サラ・パクストン「フロントランナー」)の別荘があるクロスビー湖にやってきたが、そこで仲間の一人が何かに腕を食いちぎられてしまう。なんと、そこにはいるはずのない獰猛なサメが大量に生息していたのだ。
アマプラにて。
この前「レプティリア」っていうワニ映画を観て、そろそろサメ映画といっとくかと感じて、まだ観ていない今作をチョイス。
監督は「スネーク・フライト」や「ファイナル・ディストネーション」シリーズの何作かを手掛けた信頼できる監督、デヴィッド・R・エリス。ちなみに、本作が遺作らしいです。
お話はティーンがバカンスに出かけた先でサメに襲われるというサメ映画としては王道中の王道のストーリー。ただ、そのシチュエーションが海ではなく、湖(塩水湖)。
加えて、本作では多種多様なサメちゃんが登場。サメ映画の花形であるホオジロザメに加えて、ハンマーヘッドシャークことシュモクザメ、小型ギョロ目のダルマザメ、他にもイタチザメやオオメジロザメなど全部盛りのまさにシャークユニバース状態。
そんなサメちゃんに襲われるティーンたちも腕を食われたり、大群に啄まれたりと様々な死に方をするわけなんだけど、ここはちょっと不満点でもあるんだけど、そこまでグロ描写は控えめ。水中にひきづり込まれてそのまま退場が多かったのは残念だったかなぁ。
けど、このティーンたち、特に男連中は結構良いやつが多くて、本来ならジョックス(スクールカーストでいうところの運動部)出来立ち位置の奴らが仲間を逃すために犠牲になったり、その仲間を助けようと1人決死で向かったりと、「おお、ええやつやん…」と映画におけるジャイアン効果を発揮していたのが新鮮。
まぁ、そいつらも食われちゃうんだけどね!!
と、ティーン側がそんな感じなので、明確な悪役は別にいて、そいつらの企みがなんというかクズで👍!!だからこそ、やっぱ悪役くらいは凄惨な死に様で退場して欲しかったなぁ。
ラストも一件落着と思いきや…なラストが非常にジャンル映画らしく、なかなかに楽しめる作品だった。
ただ、エンドロール後についてくる、ティーン演じる俳優陣の謎のラップPVがついてくるんだけど…誰得!?
なんか、サメに襲われた自分たちの心情を歌うラップなんだけど、演じるキャラ度外視でノリノリで謎すぎて逆に面白かったw