カルメン故郷に帰るの作品情報・感想・評価

「カルメン故郷に帰る」に投稿された感想・評価

最初の子供達が歌うシーン、浅間山バックのロングショット、リリィカルメンの衣装…他にも色々あるけどめっちゃ綺麗だなぁって思った。ガンガンにコメディで普通に笑ったし、その時代の最先端を生きるカルメン達の姿がとてもよかった。
登場する悪者もみんな可愛く撮ってて、なぜか憎めない。登場人物が全員魅力的な映画だと思った。
日本初のカラー作品?らしいけど、最初からこんなにクオリティの高い作品を撮ってたのか〜。どのカットも凄くカッコよかったし、色が綺麗。っていうかリリィカルメン達の衣装が引き立つようなロケーションが素晴らしいなと思いました。
きらい

きらいの感想・評価

3.0
歌がうますぎる 天真爛漫な感じがよかったです
31monks

31monksの感想・評価

3.6
高峰秀子が、ふしぎな踊りを踊った!という話。笠智衆が面白い。
戦後日本初のカラーフィルムとしても名高い高峰秀子さんの代表作の一本。

上州北軽井沢の浅間山のふもとの村で育ったおきん。家出をして東京に行ってしまうが、ある日、リリィ・カルメンという芸名に変わった状態で、同僚のストリッパーであるマヤ朱美を連れて故郷へ錦を飾りに帰ってくるのだが...。

とにかく高峰秀子さんが可愛い!物憂げな印象のか弱い女性から、こんな風にあっけらかんとした派手メイクの女の子まで演じ分けられるのは、さすが日本映画を代表する彼女だからだな、と...!
どんなにちょっとセクシーなダンスをしたり、ケバい衣装を着たり、言葉遣いもあまり品がなくても、どこか高貴で純真なイメージが強いのは、高峰さんご本人がお持ちのお人柄あってこそですね。むしろ何をやっても可愛くて仕方ない!(笑)

片田舎の街に、突然やってきたストリッパーの二人組に、住人はみんな驚きの色を隠せない一方で、興味津々。おきんの家族も変わり果てた娘に開いた口がふさがらないけれど、とはいえ親と子に変わりなし。カルメンとマヤの二人のブッ飛んだ行動にたくさん笑わせてもらったあとは、少し心温まる展開になるのがまた良かったです。
校長先生役の笠智衆さんもさすがの存在感で、カルメンたちに翻弄されてあたふたしている姿に癒されました(笑)。

何か深いテーマがあるかと言われると一見分かりづらいけれど(笑)軽井沢を舞台にした郷愁溢れる世界観の中に、新しいものを受け入れる心というか体制の大切さのようなものも垣間見えた気がしました。
ラストの電車のシーンもすごくノスタルジックで好き!
カルメンたちの衣装のカラフルさと、村人たちの地味な服装のコントラストもまた良くて、カラー映画ならではの色あざやかな視覚効果に思わず唸りました。
東京で人気の踊り子=リリー・カルメン=おきん(高峰秀子)が、友人のマヤ・アケミ(小林トシ子)を連れて、故郷の浅間山の麓の村に帰ってくる。 
村民の地味な衣装とは対照的に派手な衣装の二人が、総天然色カラーで見事な美しさである。特に、高峰秀子のカラーで映し出される「脚線美」に眼が釘付けとなってしまう。 

昔の浅間山と青い雲、白樺、広がる草原などが美しい。 
浅間山の麓にある北軽井沢小学校(校長は笠智衆)での運動会がクス玉割り、むかで競争など時代を感じる。 
現代では差別用語とされている言葉もバンバン登場する。 

おきんは、木の下で牛に蹴っ飛ばされて頭が弱くなったと思っている父親が、実は娘のことを「可愛くてしょうがない」というくだりは、「父親が娘を思う気持ちはそうだろうな~」と同感である。 

娘の行動を恥ずかしがるおきんの父親に、校長が「恥ずかしいというのは人間だけが知っている。尊いことだ。」というセリフ、笠智衆に言われると納得してしまう。 

この作品を紹介する文章を見かけるたびに「東京でストリッパーをしているカルメンが故郷に帰ってきて騒動を巻き起こす」などと記されているが、本作では『ストリッパー』なるセリフは一切登場しない。 
「裸踊り」とか「(トラックに書かれた)裸美人の乱舞」・「裸芸術」などと表現されている。 
しかもストリッパーと仮に呼んだとしても、現代のストリッパーを想像するのは間違いで、現代でのビキニ姿程度のものである。このあたりが、時代相違であろう。 

本作でとりわけ印象的なのが、高峰秀子歌う曲(作詞:木下忠司、作曲:黛敏郎)と佐野周二歌う芸術的な歌の2曲。この2曲が、これまた対照的であり、都会と田舎を表しているようだ。前述の服装も、東京から来た2人の服と村民の服が、都会と田舎を象徴的に表しているのだと思う。 

日本初のカラー映画ということで、カラーフィルムで撮影し、それが失敗して作品が成立しないリスク回避のために白黒フィルムに入れ換えて白黒版も作成した木下恵介監督の苦労を想像させるエピソードである。
人々の挑戦に感動する。ウェブ、なんてものがない時代の性への朴訥さ。
笠智衆の一本背負い!
あやみ

あやみの感想・評価

3.0
高峰秀子歌うまっ
国産初のカラー映画は、デジタルリマスターを観たせいもあり、鮮やかな赤、黄色、緑、青空で素晴らしいです。穏やかな浅間山に見惚れてしまいます

久々観ましたが、そんなに悪い人は出てこない、純真極まりない素敵なコメディでした。戦後しばらく経ってからだからできる、山村と都会とのギャップコメディ。本当平和な話でした

長閑かな村の風景も赤いドレスのデコちゃんが出てきた瞬間、パッと明るくなって、やっぱりスターってスゴイなぁと思いました。歌に踊りに和みました
笠智衆さんのトボけた校長さんも素晴らしいです。歌に一本背負いに大活躍です笑
天真爛漫なカルメンがかわいい。めでたしめでたしのおとぎ話の世界。高峰秀子は歌もうまいのか。
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