摩訶不思議な映画である
内藤洋子と舟木一夫のファンにとっては最高の映画だろうが
そうではない人はどうしたらいいのか…
北海道で漁師と百姓をやっていた二人が夢を抱いて上京してくる
東京で貧しいながらも楽しい恋人同士の生活を送るが
二人ともだんだん堕落していく
別れた二人だが
東京でばったり出会い、再会を約束する
その日
舟木一夫は工事で指を挟む事故起こし
内藤洋子は舟木一夫が来ないのでボートから入水自殺する
指を失い北海道に帰った舟木一夫は馬に乗る内藤洋子の幻影を見る
全編音楽が流れミュージックビデオ風の映像が続く
映像はかなり凝っておりお金もかかっている
シェルブールの雨傘の影響は見られるもののかなり独特である
なかなか言葉で伝えにくい世界観である
珍品の珍品である
松山善三さんに意図を直接聞きたいところである
