カザミ

チキ・チキ・バン・バンのカザミのレビュー・感想・評価

チキ・チキ・バン・バン(1968年製作の映画)
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夢が詰まったミュージカル映画。
こういう、幻想と現実が混じりあう話大好き。
お父さんも子供もヒロインもみんなかわいくて、悪役は居るけれとなんだかコミカルで、そんなに嫌なひとが出てこないのがすごくよかった。
何よりすごくいい感じの舞台設定(ちょっとファッション・スチームパンクの雰囲気もある。レトロな車のデザインとか発明品とか雑多な子供部屋とか小さい気球型の飛行船とか)それが素敵。
加え、美しい田園風景とめっっっちゃくちゃかわいらしい衣装がとにかく最高。
特に衣装、主人公やヒロインは勿論のこと、子供服、敵、町を歩くモブまでもかわいいのがすごい。素晴らしい。
平和に観られる可愛らしいミュージカル映画だった。
チキチキバンバンの歌が好き。

余談だけれども子供の頃習っていたフルートの発表会で吹いたのがこのチキ・チキ・バン・バンだった。すごく練習した記憶がある。当時から明るくてとても好きな曲だった。
ピアノでいうバイエルみたいなものの中に収録されていて、簡単な説明が書かれていた。そこにはミュージカル映画の楽曲だと書かれていた。ずっとどんな映画なんだろうと思っていたけれど何十年も経って観ることができて嬉しい。
初めて観る映画だけれども、なんだか古い友人に再会したような感慨があった。久しぶり。ようやく会えてとても嬉しい。
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