jaja

ルルドの泉でのjajaのレビュー・感想・評価

ルルドの泉で(2009年製作の映画)
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コメントを書くのが実に難しい映画だ。いろんな論点がありそうだが、ここではやはり人間のいやらしさについて述べたい。▼誰もが奇跡を求める中で、自分ではない他の誰か(ここではクリスティーヌ)に起こった奇跡を、最初は皆が祝福する。だが次第に我が身に病気や障害を持つ者は彼女を妬み、健常者は奇跡がなかったことを(つまり元に戻ってしまうことを)期待する。前者はやむを得ないと思えるが、後者が実にいやらしい。▼そしてレア・セドゥ演じる自由人の象徴マリア(えっ、マリア?)は、そんなことに構わず歌い踊り続けるのだ。
jaja

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