説明のつかない出来事に対して奇跡という言葉を使うのならば、選ばれた幸運に感謝しなければならない、ふさわしい生き方をしなければならないという圧力が自然と生まれてきてしまう。
個人の幸せの裏には必ず…
宗教についてなのだが、ビジュアルはひたすらにフィクションというか、観光地として仕上がりきっているし、スタイリッシュに一定のコントロール下にあって、その中で奇跡についてではなく、奇跡に対する人のリアク…
>>続きを読む愛しのレア・セドゥの出る映画でまだ観てないのあったかしらと
渋谷ツタヤをうろついていて見つけた作品
あそこの店舗は監督別、俳優別に分かれているから
好みの作品にショートカットで辿り着ける、助かる
…
このレビューはネタバレを含みます
監督 ジェシカ・ハウスナー
おお、、深いなと思いました。
フランス南西部ピレネー山脈の麓
奇跡を信じて世界中から絶えず巡礼者が
訪れる「聖母マリア出現の地」
「奇跡の水が湧き出る地」として知られ…
全身を貫く稲妻
我が身に奇跡が起こる
奇蹟の水が湧く
聖地ルルド
不治の病を抱えた人
悲しい顔をした孤独な人
奇蹟を求める様々な人たち
罪をあがなう
その為に人に尽くす日常の虚しさ
…
不治の病を治すために聖地に集まった人達の人間模様。と言ってもそれ程の深掘りはなく、聖と俗、奇跡と現実のせめぎ合いはかなり表面的。何故彼女が、という羨望と嫉妬の俗っぷりはわかる気がするが。俗の代表をL…
>>続きを読む奇跡を願う人間たちの嫌な部分が垣間見えるのが人間らしくて好きだった
シリアスな感じかと思いきや意外とぼんやりゆったりと観れる
帽子やシスターたちの服の赤のコントラストが映えてとても綺麗だったし構図も…
宗教的でありながらも
時に顔を見せる人間の羨望や妬み嫉み、
怠慢。
そのバランス具合が絶妙なリアリティ。
ある種のひとつの人生そのものを
“奇蹟”を舞台に描き切っているよう。
全体を水色基調に纏…
【神は与え☜✞⃝⃛☞そして奪う】
レア・セドゥ出てるってテンション上がって観ても、あまり活躍しない役どころでガックリ。
信仰心を揺さぶる作品なのか、私にはサッパリだった。
2016.07.09…