このレビューはネタバレを含みます
2022.09.14 配信で視聴
前から気になってた作品。
製作は平成11年だが、べったべたの昭和テイスト。
だがそこがいい。
私はカラオケに誘われても自分は歌わず
人が歌ってるのを見て楽しむタイプなので、
実際に観客席に座って見ている気分で楽しんだ。
人間模様も良かった。
ドサ回りの売れない演歌歌手・麗子(室井滋)とその父(小林捻侍)、
駆け落ちした姉に歌で声援を送る里香(伊藤歩)、大好きだ。
大友康平扮する焼き鳥屋の親父も良かったんだが、
“転び芸”をやりすぎて、流れに何度も水を差した感。
あれはたぶん大友康平のアドリブだったんだろうが、
井筒監督、やりすぎは止めなあかんかったで?
(逆に、どの映画に出ても存在が強烈すぎる竹中直人が
しっかり“端役でしかない端役”を務めたのが印象に残った。
声ええし、歌もめちゃ上手いし、最強(狂)のおっさんですわ)