矢吹健を称える会

悪女の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

悪女(1964年製作の映画)
3.6
 小川眞由美が絶品。台詞、表情、所作、発声などいちいち面白くて意識が釘付けになる。緑魔子・梅宮辰夫・高千穂ひづるのクズ三人衆もそれぞれ素晴らしく、特に辰っつぁんの出たとこ勝負な感じはあまりにも雑で、クズなんだけど笑ってしまう。梅宮辰夫以外にこんな役を演じられる人間がいませんね。
 緑魔子の肢体を生々しく撮っていて素晴らしい。入浴している緑魔子の身体を小川眞由美が洗うシーンがある。まさかパク・チャヌクは本作を見たのだろうか。